「広島の明日を考える会」ブログ

弁護士落合洋司(東京弁護士会)が、広島、日本の明日を考えるブログです。

旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ

広島市 - 旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ(平成27年1月)

 

私は、以前から、広島市民球場の跡地については、平和に関する国際機関を誘致し、平和に関する様々なイベントが挙行できる、そういう施設を建設してはどうかと考えています。

そういった機関が常駐し、イベントが一年を通して行われるという状態になれば、それなりのステータスのある宿泊施設も必要になりますから(世界各国から要人も訪問することになります)、そういうものも含めた構想とすることなります。

そうすることで、様々なプラスの副次効果も期待できます。広島という場所への注目度は格段に上がりますし、国際機関やイベントで相当数の人々が広島を訪問することになり、宿泊、飲食、観光など、その経済効果はかなりのものになるでしょう。観光客も増加することになり、それも含めた経済効果は大きなものになることが確実です。

広島市民球場跡地を巡っては、様々なプランが浮かんでは消えている状況のようですが、大きなスケールで考えて、こういった方向の構想を、ぜひ進めてほしい気がします。

広島空港のアクセスが便利に! 乗り捨てカーシェア開始

j-town.net

 

カーシェアリング大手のタイムズが始めたこのサービス。広島空港から県内にある18店舗までを、ガソリン代込みで3時間2980円から利用できます。

リムジンバスでは、高速代込みで空港から広島駅まで1340円。新サービスの場合、高速代と利用料で4180円。3人以上で利用すれば、バスよりお得になり、さらに寄り道もできます。

元の広島空港は、広島市内の海寄りにあってアクセスが便利でしたが、現在の広島空港は、空港としての設備は良好であるものの、アクセスが以前より不便になっていて、そこが問題として常にある状態です。そういう中で、このサービスにはなかなか魅力的なものがあると思います。

荷物が多めであるなど、メリットのある状況は様々に考えられて、利用したいという人が多そうです。レンタカーの場合、乗り捨ては料金が割高になるものですが、そうならないところが良いですね。

広島空港へのアクセスについて、リムジンバス、自動車では天候や交通事故、渋滞の影響を受けがちで、鉄道(山陽本線の白市駅から広島空港までの鉄道線が過去には検討されてきた経緯があります)についても検討してほしいところですが、このように、選択肢が増えることは歓迎すべきことだろうと思います。

広島が果たすべき役割

昨年、オバマ大統領が広島を訪問し、私は、その直前に英国のBBCの取材を受け、その記事が世界へ配信されました。

 

そもそも広島の人たちは謝罪してほしいと思っているのか

www.bbc.com

私の父方の祖父は、原爆投下当時、旧制広島第二中学の英語教師で、広島市内で動員作業中に被爆し、戦後、数年で、おそらく被爆の影響により亡くなりました。母方の祖父は、当時、広島逓信局勤務の技師で、原爆投下当日はたまたま法事のため郊外の自宅にいて直接の被爆は免れましたが、業務や家族の捜索のため直ちに広島市内に入り入市被爆することになり、その影響で、翌昭和21年4月に亡くなりました。上記の記事は、そういった私自身のバックグラウンドを踏まえつつコメントしたものが掲載されています。

現在、日本を巡る安全保障環境は大きく変化し、日本の安全保障政策は大きな転換期にあり、また、日本国憲法についても、9条を含め改正へ向けての議論が活発化しています。単に、旧来のものを墨守して入れば安泰ということではなく、変えるべきものは変えて、より良い、より安全で平和な日本を目指さなければならないでしょう。その意味で、私は単純な護憲主義者ではありません。

ただ、その根底には、戦前、戦中において国策を誤り国内外で膨大な犠牲者を出し国土を焦土と化したことへの反省、二度と再びそのような惨禍を招来しないという決意がなければならないでしょう。世界で初めて核兵器が使用され、甚大な犠牲が出て今尚その後遺症に苦しむ人々が多数いる広島、全世界からそのような地として常に注目を浴び続ける広島が、日本の、世界の平和のために果たすべき役割には大きなものがあると私は感じています。

広島という地からどういう情報を発信し、何ができるか、すべきかということを、私も、今後、常に考えていくつもりです。

ブログのリニューアル(「広島の明日を考える会」ブログとして)

私がブログを始めたのは2004年6月で、それ以来、間もなく丸13年になります。時の流れは早いものです。

続けてきたのは「日々是好日」ですが、本ブログは、別館的な位置付けで並行して運営しようと思いつつ、なかなか手が回らず、エントリーも少ない状態で推移していました。

このたび、「広島の明日を考える会」ブログとして再出発することにしました。私自身、広島県海田町で生まれ育ち、地元の修道中学、修道高校で学んで、広島に育ててもらった身として、広島の更なる成長、発展のため、自分なりにいろいろと考えてみたい、その情報発信の場としてこのブログを活用したいと考えています。

もちろん、広島だけでなく、日本の、世界の明日をより良くしたいと考えていますから、話題は広島には限定されませんが、まずは広島を起点として考えてみます。

そういう位置付けで、どうぞ宜しくお願いします。

久々のエントリー(このブログの位置付け)

長らく更新していなかった本ブログですが、2017年になったのも機に、再開したいと思います。

2004年以降、「日々是好日」でブログをやってきて、こちらは、私自身の関心がある様々な事象を取り上げてきましたが、こちらの「365」は、オピニオン、特に、今後の展開を踏まえつつ、私自身の政策を整理して明らかにする場にしたいと考えています。

書いたエントリーはカテゴリーで分類して、検索しやすくするつもりでいます。

今後、私自身の総合サイトのようなものを立ち上げたいと考えていますが、その際には、そこからこちらのブログにもリンクで飛べるようにして、便利なものにしたいとも考えています。

「日々是好日」共々、こちらの「365」もよろしくお願いします。

虚偽自白

 

2005年のエントリーですが、事件は小さなものであったものの、私自身にとっては大きな教訓が得られた事件を紹介したものです。今、読み直しても、虚偽自白が容易に起きてしまうことや、取調べの難しさ、虚偽自白を生まない取調べの重要性を感じます。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050128#1106841589

盗撮目的の女子トイレ侵入容疑で逮捕、勾留された司法修習生が釈放されたことが話題になっており、その人が、当初は自白したものの、その後否認に転じたことについても論じられている。

その関係で、私の経験を紹介しておきたい。恥ずかしい話なので、今まで、ほとんど他人には話していなかったことである。

検事になって数年たち、まだまだ若手ながら、自分なりに自信のようなものがついてきた頃だった。ある共犯事件で、逮捕、勾留された共犯者の1人を取り調べていた。その被疑者が、ある場所に行ったかどうかが重要性を帯びており、私は、別の共犯者の供述(一緒に行ったと明言)もあったので、「行った」と見ていたが、その被疑者は、「行っていない」と強く否認していた。

その後、徹底的に追及し、違法なことはしないものの、相当厳しく取り調べ、その被疑者は、「行きました」と自白し、その内容の供述調書も作成した。

ところが、である。

この事件の所轄警察署の刑事課長が、優秀かつ慎重な人で(今でも名前も顔も覚えているが)、若手検事があまりにも「行け行けー」という状態で突き進んでいることに不安を感じたようで、「行った」はずの場所に残っていた客観的な証拠(そこへ行くと受け取るものがあった、という感じ)を、捜査員に指示して徹底的に調べさせたのである。細かいことは覚えていないが、その結果、その被疑者が、そこには行っていない、ということが、客観的に裏付けられたのである。

要するに、共犯者の供述が間違っていたということであった(その共犯者も、意図的に虚偽供述をしていたわけではなく、勘違いしていた、ということだったと記憶している)。

私も、真っ青、という感じで、もちろん、その被疑者には事情を説明して謝り、再度、きちんと取り調べをやり直して、正しい内容の供述調書を作成した。非常に情けなかったのを覚えている。

その後、その被疑者に、「なぜ、行ってもいないのに、行ったと供述したのか?」と聞いてみたところ(人間関係は良好なものになっており、自分の勉強のためにも聞いてみた)、その被疑者は、諦めたような表情を浮かべて、「あの時は、検事さんが、行っただろうと強く言いましたからね・・・」と、しみじみと述懐していた。

こういう経験があったので、私は、虚偽自白というものが実際にあって、その原因が、取調官の間違った強い思い込みである、ということを痛感した。その後も、否認している被疑者を何人も取り調べたし、その結果、自白した被疑者もいたが、自分の見方を一方的に強くぶつける、ということは避けて、また、やむをえずそういう場面があった場合も、被疑者の主体的に供述できる環境が失われないように注意して、それまで以上に慎重に取り調べを行うようになった。

最近読んだ、ジュリスト平野龍一先生追悼号では、平野先生が、虚偽自白というものがあるのかと疑問に思われていたことが紹介されていたが、実際、こういうことはあるし、そこが実務の怖さ、と言うことができると思う。

問題の司法修習生の自白が、虚偽自白であったかどうかは、今後の捜査を待つしかないと思うが、「やってもいないことを自白するはずがない」とか、「司法修習生という立場にあって法律知識も豊富な者に虚偽自白はあり得ない」といった議論は、正しくないと私は思う。

 

久々のエントリー

はてなブログがスタートし、早速、使えるようにはなったものの、最初のエントリーの後、書かないままで今日に至りました。

元々、やってきたブログのほうは、こつこつと書いている状況で、これは、今後も続けたいと思っていて、さて、こちらのブログをどういう位置付けでどのように書くか、を、今、考えています。

今のところは、自分が専門性を持っている、刑事司法、刑事事件に特化したものにして、有益な情報を提供したり、ここを基点として相談を受けたりするような、そういう場として運営しようかな、と考えています。

いろいろとやってみながら、徐々に軌道に乗せたいと考えていますので、よろしくお願いします。

コメントは非公開設定にしていますので、コメントに書き込んでもらうと私宛にダイレクトにメッセージが届くようになっています。ご連絡等があれば、その方法でも構いません。ただし、内容により、すべてにお返事できないこともありますので、予めご了承下さい。